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ソーシャルバイヤーを活用したインバウンド対策


前回は、「KOL(インフルエンサー)マーケティング」についてご紹介しました。さて、今回は、中国人の代理購入者「ソーシャルバイヤー」についてご紹介致します。今回のテーマは、【ソーシャルバイヤーを活用して、中国人インバウンド客の対策をする】となります。

1.ソーシャルメディアバイヤーとは?

ソーシャルバイヤーは、日本在住もしくは定期的に日本を訪れる中国人のことで、中国国内にいる消費者に代わって、日本の商品を購入し転売、購入手数料を得る“代理購入者”を指します。ソーシャルバイヤーにはすでに顧客がついていることが多く、彼らを集客できれば販路を広げることができます。これにより、売上アップはもちろん、安定して利益を出すことにつなげることも可能です。特に、中国ではECサイト以上に経済効果を生んでいます。

KOLは「Key Opinion Leader」の略であり、ある一定の領域で発言力をもつ有名人やネットユーザーを指します。WeiboのKOLとは中国最大のSNSであるweiboにおいて多くのフォロワーを持ち、影響力のある人物です。

2.なぜ、中国でソーシャルバイヤーが注目されるのか?

偽者が横行したために形成された「本物志向」や「情報の信頼性」を重視する中国ユーザーは、インフルエンサーから情報を得て商品を購入する傾向が強くなっています。企業はKOLを招いて配信することで、ブランドや商品に対する信頼性を高める事ができ、より多くの人に見てもらう事ができます。

ソーシャルバイヤーは、購入した製品をSNSで宣伝します。彼らのなかには、10万フォロワーを超えるようなインフルエンサーもいるので、彼らがあつかう商品は中国国内で高い人気を誇ります。

ソーシャルバイヤーの投稿で日本製品のよさを知った消費者が、来日した際にその商品を買うこともあります。

そして、同じ商品をリピートしたくなり、帰国後もソーシャルバイヤーを利用して買ってもらう…というサイクルができます。このサイクルが爆買いにつながっていきます。数年前に話題になった爆買いは、ソーシャルバイヤーが1つの理由だったのです。

ソーシャルバイヤーの市場規模は19兆円を超えています。購入者数は3600万人にものぼり、市場の大きさがわかります。

ソーシャルバイヤーにプロモーションできれば、売上を伸ばすことができます。特に小売店や商業施設は、対策することをおすすめします。

つまり、中国への商品販売を考えたとき、「ソーシャルバイヤー」との連携は不可欠ということになります!!

3.ソーシャルバイヤーはどこに存在しているか?

ソーシャルバイヤー一番の販売ルートは、タオバオ、ウィチャットとウェイボーです。微信(wechat、ウィチャット)、微博(weibo、ウェイボー)は中国でも人気のSNSで、LINEやツイッターとフェイスブックを組みあわせたようなサービスです。ソーシャルバイヤーはウィチャット、ウェイボーで商品の宣伝をし、消費者はそれを見て、タオバオで購入致します。

4.ソーシャルバイヤーを活用したインバウンド対策

中国人が買い物をするときに重要なのは、「口コミ」です。ソーシャルバイヤーは利用者の信頼を得て活動しているので、彼らに商品を紹介してもらえれば中国に販路を拡大できます。つまり、ソーシャルバイヤーを活用すれば、中国市場に販売を拡大することができます。

ジャンガでは、「ソーシャルバイヤー」の力を活かし、連携したサービスを行っております。オフラインイベントなど「ソーシャルバイヤー」に商品を試してもらい、販売してもらうことも可能ですので、ご興味がございましたら、是非お問い合わせください。