SURUPAs / コラム

AIは脆弱性の発見を支援する。説明用イラスト。

攻撃に利用される技術を、防御にも生かす。

DXからAXへ。人とAIが協力する経営。
JANGA TECH COLUMN | 2026.10.23
AIが発見したPHPの重大な弱点――攻撃するAIと、会社を守るAI
株式会社ジャンガ・テック 代表取締役 劉 桂栄の経営観をもとに構成
2026年10月、PHPの重大な脆弱性が公表されました。AIを活用した研究によって弱点の発見・検証が進み、AIとセキュリティの関係が注目されています。AIが独立して攻撃したという意味ではありません。
AIが、プログラムの弱点を探す時代
PHPは多くのWebサイトや業務システムで使われています。AIはコードを広く調査し、研究者が不自然な処理や危険な組み合わせを見つける作業を助けます。従来より速く問題に気づける一方で、悪意ある利用者が調査や攻撃準備を効率化する懸念もあります。
AIは「剣」にも「盾」にもなる
重要なのはAIそのものより、誰がどんな目的で利用するのかです。善意の研究者は先回りして修正でき、攻撃者は攻撃の準備を速めるおそれがあります。企業側もAIを監視と確認に活かす必要があります。ただしAIによる検知だけで安全が保証されるわけではありません。
経営者が確認する5つのこと
- 自社のWebサイトや社内システムがPHPを使用しているか
- 利用バージョンとサポート・修正状況を把握しているか
- 不審なアクセスや操作のログを確認できるか
- バックアップと復旧手順を整備しているか
- 管理担当者と更新責任を明確にしているか
「サイトが正常に表示されている」だけでは十分ではありません。担当者が変わっても守り続けられる仕組みが必要です。
DX時代からAX時代へ――会社を守るAI社員
私たちは長年、紙を使わない経営と情報の一元化を進めてきました。次のAX時代には、業務の効率化だけでなく、異常を見つけ担当者に知らせるAIの活用も重要です。
AIが問題を見つけ、人間が責任を持って判断する。セキュリティの専門家と基本的な更新・権限管理を組み合わせ、会社とお客様の信頼を守る仕組みを育てていきたいと考えます。
AIを恐れるより、AIとともに備える
AIを使うかどうかではなく、何のために、誰のために使うか。社員が価値ある仕事に集中でき、お客様が安心できる会社をつくる。それがAI時代の経営者の責任だと思います。
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