ICカードによる勤怠データ収集について

ICカードとは
ウィキペディアによれば、ICカード(アイシーカード、英: integrated circuit card; ICC)とは、情報(データ)の記録や演算をするために集積回路 (IC) を組み込んだカードのことである。国際的にはスマートカード (smart card) やチップカード (chip card) とも呼ばれ、日本では、特に演算処理機能を持つものをスマートカードと呼ぶ。

勤怠打刻には、利便性を効率化を考慮し、普段は非接触型ICカードを使います。
非接触型ICカードは、いわゆるNFCという規格により、カードとカードリーダーの間のやり取りにより、ICカードのIDを取得し、勤怠者を特定して、勤怠時刻とともに打刻データとします。
国内よく使われるカードは、FeliCaカード/FeliCa Plug/FeliCa Lite/NFC Forum Type3 TagベースのICカードです。よく使われているSUICA、Edy、おサイフケータイなどはFeliCaカードを用いたもので、通信方式は、NFC規格のTYPE Fとなります。また、TasopoはSUICAと違った通信規則のNFC規則のTYPE Aです。免許証、住民カードはNFC規則のTYPE Bを用いいています。これらのカードはどれでも勤怠打刻に使用できます。
よく馴染みのある、おサイフケータイは、携帯電話に埋め込まれたFeliCaチップ(ICチップ)を用いた、非接触型の少額決済サービス、およびこのサービスに対応したモバイルFeliCa ICチップ等を内蔵した携帯電話等の総称(ウィキペディア)。
結構専門的なりますが、下記は我々が日常使用するカードの通信規則です。参考までにください。
ICカード通信規則
ICカード用いた勤怠打刻
ICカードを用いて勤怠打刻するには、ICカードリーダーが必要です。普段、カードリーダーを打刻専用アプリのあるタブレット、PC、スマートフォンなどと繋いて打刻に備えます。打刻する時、ICカードをICリーダーにかざすだけで、ICカードリーダーがICカードのID情報を読み取り、打刻の時刻とととも収集して、リアルの勤怠データとして保存します。打刻用PCがネットと繋いでいる場合、打刻データはリアルタイムで専用データサーバーへ送信されます。この打刻データと就業規則に基づいて、勤怠時間を算出し、給与計算をします。
ICカード打刻
勤怠打刻用ICカードは勤怠管理システムよっては対応するものと対応できないものがあります。導入する時、必ず自社の状況と合わせて確認したうえで、会社の事情に一番合うICカードを打刻に選びましょう。
ICカード勤怠打刻のメリット
ICカードを用いた勤怠打刻は導入する勤怠管理システムの中で割高いです。その理由は、
1)導入コストが低い
勤怠打刻するための設備投資は低い。ICカードリーダー装備のAndroidタブレット一台を現場に置くだけで勤怠打刻データ収集ができます。そのコストは、1拠点2万円あたりの設備投資です。
2)皆が馴染んでいる
SUICAはほとんどの人が使っているICカードです。皆が非常に馴染んでいます。従業員はICカードでの打刻には、特別勉強が必要ではなくて、抵抗もないです。
3)導入ハードルが低い
タブレット1台を置くだけで勤怠打刻はできす。現場工事不要で、すぐ導入できます。